映画「さらば冬のかもめ」の感想

監督はハル・アシュビー。制作1973年のアメリカ映画で、主演はジャック・ニコルソン。上映時間は103分。原作はダリル・ポニクサン。脚本 ロバート・タウン。アカデミー賞三部門にノミネートされたアメリカン・ニューシネマの佳作

あらすじは・・・
海軍士官バダスキーとマルホールが命じられた任務は、窃盗で8年の刑を宣告された若い水兵メドウズの護送だった。二人は手っとり早く任務をかたずけて余った時間で休暇を楽しもうとしていた。しかし、この水兵と一緒に旅をしているうちに、3人の間には奇妙な友情が芽生えていく・・・。

スパイク・リーが自身も学んだニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・アーツの映画学科で「観るべき映画86本」の中に挙げている映画なので観てみました。特に大きな事件が起こるわけでもないのですが、最後まで引き込まれて観ました。

人物描写が単純ではなく、人間の二面性のようなものが面白く表現されています。ジャック・ニコルソン演じるバダスキーは、拳銃で店員を脅したり、トイレで喧嘩して逃げたり、悪い事をたくさんするのですが海軍という組織の中で生きていけます。しかし、ちょっとした窃盗を犯した若い水兵メドウズは8年の刑で懲戒解雇という対比が、組織に適応できるかどうかで人生が大きく変わってしまう厳しい現実世界をよく表現していると思います。

またメドウズは途中で出会った娘から脱走を勧められますが、バダスキー達に友情を感じ脱走を断ります。しかし、いざ収監直前になるとバダスキー達から逃げようとします。この辺の複雑な人間の心持がたんたんと表現されています。

Huluに入るまでこの映画を知らなかったのですが、とてもよい映画だと思いました。このような映画と出会えるのもHuluのよいところですね。

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